ドッグフードは年齢ごとに変えるべき?

ドッグフードのパッケージを見てみると、対象年齢が書かれていることがあります。
ドッグフードは年齢ごとに変えるべきなのでしょうか。
犬の成長とドッグフードの関連についてみていきましょう。

1.犬の成長に合わせたドッグフード選び

犬の一生は大きく3つの時期に分類されます。
それぞれの時期ごとに必要な栄養分が異なります。
成長に合わせてドッグフードを選ぶことが大切です。

(1)成長期 約1歳まで

犬は生まれてから半年~1年で成犬サイズになります。
小型犬のほうがより早く成犬に達します。
この時期の成長具合は著しく、丈夫な体をつくっていくためにもたくさんの栄養を摂取する必要があります。
成長期にはダイエットを考える必要はなく、しっかり食べさせることが重要です。
成長期の犬用やパピー用といった栄養満点のドッグフードを選ぶようにしましょう。

(2)成犬期 約6歳まで

生後約1年で成長がストップしたら、成犬用のフードに切り替えましょう。
避妊・去勢手術をした犬や活動量の少ない犬は太りやすくなります。
その場合は、低カロリーのフードを与えるか、もしくはフードの量をコントロールして肥満にならないように気を付けましょう。

(3)シニア期 約7歳から

シニア世代用にはカロリー控えめや柔らかめのフードが販売されています。
もちろんこちらに移行してもいいですし、愛犬が健康で元気ならば成犬用フードのままでも問題ありません。
また関節対策のドッグフードなどもあるので、愛犬の体調に合わせて選ぶと良いでしょう。
高齢になり食欲が落ちた場合には、嗜好性の高い缶詰などをトッピングするのもおすすめです。

2.年齢以外の大切なフード選びのポイント

成犬は年齢よりも生活環境が大切

成長期の犬には専用のドッグフードを与えたほうが良いですが、成犬になった犬は年齢よりも運動量、生活パターン、病気の有無、犬の好みなどで選ぶことが大切です。
同じ犬種で同じサイズであっても、毎日2時間散歩する犬と、10分程度しか散歩しない犬とでは、消費カロリーが異なります。
愛犬の生活スタイルを思い出してドッグフードを選んで下さい。

犬の成長に合わせて微調整を

ずっと同じ分量のフードを与えていても、ふと気付いたら愛犬がコロコロした体型になっていたということがあるかもしれません。
犬も成長や体調によって代謝の具合が変わってきますので、こまめに体重や体型をチェックするようにしましょう。

成長期の犬には、成長期用のフードを与えてしっかり栄養を摂らせましょう。
成犬になった犬は、年齢よりも犬それぞれの生活環境に合わせてフードを選ぶことが大切です。
愛犬が元気でいられるように、適度な運動も継続するようにして下さいね。