アレルギー対策に手作りドッグフード

アレルギーは、特定のアレルギー物質(アレルゲン)に体が過剰に反応して、痒みや発疹などをもたらす疾患です。
多くの食べ物アレルギーをもつ犬になるとフード選びも大変です。
そこで、最近注目の手作りドッグフードに着目してみました。

1.犬にとってアレルギーとは?気を付けることは?

アレルギーは様々な事情が絡み合って発症するため完治させるのが難しく、また長期の治療が必要になる病気です。
ただ単純にアレルギー物質を取り除いたら治るというわけではないのが厄介なところです。
アレルギーの犬の場合、アレルギーの原因(アレルゲン)を極力避けつつ、免疫力を高めていくことが重要になります。

また市販のドッグフードの多くに含まれる人工添加物は、アレルギーを悪化させたり発症させたりする作用があると危惧されています。
普段は何ともなくとも、体力が落ちている時などにアレルギーが発生することがあるので、日頃から添加物の摂りすぎには注意しましょう。

2.手作りドッグフードのメリット

アレルギーの犬に手作り食を作るというと、面倒臭く感じるかもしれません。
しかし手作り食には、多くの利点があります。
合うドッグフードが見付からなかったり、どんなドッグフードを与えても症状が改善しなかったりする場合には、一度試してみてはいかがでしょうか。
手作り食のメリットには、以下のような点が挙げられます。
  • 犬が食べる楽しみを得る
  • 喜んで食べてもらえると嬉しい
  • 添加物が入らない
  • 様々な食材を摂取できる
手作りのドッグフードの魅力は、安心安全であることです。
家庭で作るので、材料は全て分かります。
また余計な添加物などは使わないので、犬の体にも優しいです。
アレルギーを引き起こす食材を除いても、手作りなら多くの食材を使うことができるため、天然の栄養分を摂ることができます。
何より、愛犬が完食してくれた時の喜びは、手作りフードだからこそ得られるものでしょう。

3.アレルギー対策のための手作りドッグフードを始めよう

手作りフードには、アレルギーを起こしにくいといわれている食材を用います。
アレルギー反応はすぐに出ることもあれば、しばらく時間がかかることもあります。
できるだけ食材をコロコロ変えずに、1週間ごとに様子をみつつ、ゆっくりといろいろな食材を試していきましょう。
アレルギーのある犬でも大丈夫な食材をご紹介します。

小麦、トウモロコシアレルギーの場合

イモ類や米、うどんがおすすめです。
炭水化物は消化しやすいように軟らかく小さく調理し、量は少なくしましょう。

肉類アレルギーの場合

白身魚がおすすめです。
馬肉や鹿肉が合う場合はこれらも犬の体に適しています。

野菜アレルギーの場合

アレルギーが出る野菜は避けます。
大根、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどが安全といわれています。