ドッグフードを変更する時の注意点

愛犬の健康を考えると、新たなドッグフードを試したいと思うこともあるでしょう。
ドッグフードを変更する時、どのようなことに注意すれば良いでしょうか。
愛犬にストレスがかからないドッグフードの切り替え方法をご紹介します。

1.ドッグフードを変更する時はここに注意しよう

食べ慣れたドッグフードから別のフードに切り替える時に注意する点が2つあります。

(1)徐々に変えていく

食べ慣れないフードをいきなり全量与えると、犬はお腹を壊したり下痢をしたりしてしまうことがあります。
これは、新しい食べ物を消化することが、多かれ少なかれ犬の体にとってストレスになるためです。
下痢は一時的なケースが多いですが、ひどい時にはアレルギー症状を引き起こす危険性もあります。
そうならないためには、これまで与えていたフードに、新しいフードを徐々に混ぜて与えることがポイントです。
日ごとに新しいフードの割合を増やしていき、5~7日かけて完全に切り替えるのが理想的です。
もしも途中で犬の体調に変化があった場合は、すみやかに給餌を止めて病院で診てもらうようにしましょう。

(2)ウンチを観察する

言葉を話さない犬にとって、ウンチは重要な健康バロメーターです。
ドッグフードを変えた直後は、便が多少ゆるくなることもあります。
その場合、犬が元気そうなら様子を見守りましょう。
新しいフードに体が慣れると、ウンチの状態も良くなってきます。
しかしながら下痢や軟便がずっと続くようなら、一旦もとのフードに戻しましょう。
ウンチの状態が良くなってから、また新しいフードを徐々に混ぜていきます。
それでもやはり下痢をするようなら、新しいフードが愛犬の体質に合っていないという可能性が高いです。
便の色はフードによって大きく変わるので、血便や明らかにおかしい色でない限りはそれほど気にせずとも大丈夫でしょう。

2.ドッグフードの切り替えで失敗しないために

ドッグフードを切り替える際に心得ておくと良いことが有ります。

(1)フードによって給餌量が異なる

ドッグフードごとに、1日の分量が異なります。
気にせずにこれまでのフードと同じ分量で与えているとカロリーオーバーになることもあります。
パッケージ記載の給餌量を目安に、愛犬の生活パターンに合わせて調整しましょう。

(2)小さなパッケージでお試しを

新しいドッグフードは、愛犬の体質に合わなかったり、愛犬の好みではなかったりする場合もあります。
合わないものが大量に残ってしまってもどうしようもないので、まずは一番小さなパッケージで試すようにしましょう。

ドッグフードを変更する時は、新たなフードを少しずつ混ぜていくことが大切です。
どれだけ理想的な材料を使っていても、愛犬に合わなければどうしようもありません。
便や体調をよく観察しながら、愛犬に合うものを見付けていきましょう。